健康診断等で異常を指摘された

各種症状

血圧が高い・血糖値が高い・コレステロール、中性脂肪が高い・肝機能が悪い・尿酸が高い・レントゲンの異常・心電図の異常・心雑音など(健診・人間ドックの結果をご持参のうえご来院ください)

血圧が高い

血圧は収縮期血圧(上の血圧)が140以上または拡張期血圧(下の血圧)が90以上は高血圧です。また収縮期血圧が130以上または拡張期血圧が85以上は正常高値で、塩分制限などの対処が必要です。自覚症状は出ないことが多いので、早めに受診しておきましょう。

血糖値が高い

血糖値が126㎎/dl以上、HbA1c(=過去1~2か月間の血糖平均)が6.5(NGSP値)以上の方は糖尿病です。また110~126㎎/dl未満の方は糖尿病の恐れがあります。75gOGTT負荷試験やインスリンの分泌量などをみる精密検査の必要があります。

レントゲンの異常

胸部レントゲンの異常は再検査が必要です。場合によっては連携施設での胸部CT検査をお勧めします。可能であれば画像をご持参のうえ受診してください。

心電図の異常

健診結果によりますが、再検査を行い、異常がある場合は、心臓超音波検査(心エコー)や24時間心電図(ホルタ―心電図)など詳しい精密検査を行います。

コレステロール・中性脂肪の異常

朝食または昼食を食べずにご来院ください。再検査を行います。コレステロール、中性脂肪だけならば10分程度で結果がでます。
コレステロール・中性脂肪が高いと動脈硬化の原因となります。動脈硬化度判定検査や頸動脈超音波検査(頸動脈エコー検査)を行うことをお勧めします。

尿酸値の異常

尿酸値が高いと痛風発作の原因となることがあります。また腎臓の機能の低下を引き起こすことがあります。ビールや牛肉などのプリン体を減らすことで改善することもあります。一度、ご相談ください。

肝機能の異常

最も多い原因は脂肪肝です。一部の脂肪肝の方は肝硬変に移行することが最近知られています。またB型やC型などの慢性ウィルス性肝炎のこともあります。肝機能の異常を指摘されたら、精密血液検査や腹部超音波検査を受けましょう。結果によっては連携医療施設をご紹介いたします。

貧血

貧血は息切れ、動悸、むくみの原因となることがあります。原因として鉄欠乏性貧血が多いですが、婦人科疾患(子宮筋腫、内膜症)がある場合もあります。ときどき膠原病、リウマチなどの慢性疾患が原因であったり、特殊な貧血があることもあります。貧血を指摘されたら、その貧血の種類を調べるために再検査を受けましょう。

心雑音

心雑音は弁膜症(心臓の弁の異常)、心不全、先天性心疾患(心臓に穴が開いているなど)、貧血などがあるときに聞こえる正常では聞こえない異常な心音です。一部の正常な若い方でも聞こえることがありますが、心雑音を指摘されたときは、血液検査と心臓超音波(心エコー)を行う必要があります。心雑音を指摘された際はお早めにご来院ください。


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