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睡眠時無呼吸症候群 いびき相談

いびき・睡眠時無呼吸外来

あなたのいびきは大丈夫ですか?

いびきの発声源はのど(上気道)です。
狭いのどに無理やり空気を通そうとするといびきが生じます。
いびきをかく事自体病的な状態といえます。 毎日とる睡眠は身体のコンデイションに影響されます。
たとえば、深酒をしたり、過労があれば、いびきをかく方はいるでしょう。
でも何があってもいびきを常習する方、とりわけ、いびきといびきの間に息がとまってしまう、そんないびきをかく方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があり、要注意です。
こういったいびきはご自分ではなかなか気が付きません。なぜなら睡眠中だからです。

「日中の眠気」、「眠っている間に呼吸が止まる」、「起床時の頭痛」、
「熟睡感が無い」‥‥‥そんなあなたは思いあたる症状はありませんか?

セルフチェックしてみましょう。

眠っているとき・・・

いびきをかく

息が止まる

呼吸が乱れる

息が苦しくて目が覚める

なんども目を覚まし、トイレに行く

日中、起きているとき・・・

しばしば居眠りをする

記憶力や集中力が低下する

性欲がなくなる

性格が変化する

体を動かすときに息切れがある

上記の項目は、いずれも睡眠時無呼吸症候群(SAS)によく見られる症状です。
ひとつでも心当たりがある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)である危険性があります。
睡眠時無呼吸症候群は高血圧、不整脈、心不全、突然死の原因ともなります。
早めに診断して、適切な治療を受けましょう。

検査方法と検査の流れ

検査方法と検査の流れ

スクリーニング検査は、指にはめるだけ簡単な検査機器で自宅で寝ている間に
検査が出来ます。



来院(保険証をご持参ください)

医師による問診と検査の申し込み

ご自宅または携帯電話に検査会社から連絡

希望日に検査機器のご郵送

自宅で簡単な説明書に従い装着

検査会社に返送

当院にて結果説明
検査料金は保険診療です。


いびきの検査をして、安心した眠りを取り戻しましょう。


■睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療のよくある質問
循環器内科、呼吸器内科、耳鼻咽喉科で診察をしていることが多いです。
ただし、SASは糖尿病、脂質異常、メタボリック症候群などの生活習慣病や高血圧、不整脈、心不全、狭心症などの循環器疾患と関連していることが多いので、それらの基礎疾患のある方は内科系のクリニックを選択することをお勧めします。
当院ではそれらの病気も合わせて治療いたします。
無呼吸とは10秒以上の呼吸停止を指します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)はこの無呼吸が夜間睡眠中に1時間に5回以上ある時に診断されます。
10秒以内の無呼吸や1時間に5回未満の無呼吸は生理的無呼吸で病気ではありません。
まずは簡易検査を実施して評価することをお勧めします。
初診の際に簡易検査(HST)をご自宅で実施していただきます。
指に酸素濃度計を、鼻の下にセンサーをつけてご自宅で寝てもらい、翌日返送をしていただきます。約10日程度で解析結果が出ます。保険適応で3,500円程度です。
HSTの結果に応じて追加検査が必要な場合があります。
睡眠中の脳波と呼吸状態を測る睡眠ポリグラフィー検査(PSG)を1泊入院または在宅で実施いたします。
当院では在宅でPSG検査が可能なシステムを構築しております。在宅PSG検査の場合は、保険適応で12,000円程度です。ただし、より精密な入院PSG検査が必要な場合もあります。その際は連携病院の虎の門病院などで検査のみ実施します。その際の費用は入院費用も含め、40,000円程度です。
また、HSTで睡眠中1時間に40回以上の無呼吸のある超重症の方はPSG検査を実施せずにCPAP治療がすぐに必要となります。
SASの治療法には持続陽圧呼吸療法(CPAP)やマウスピース(OA)があります。
睡眠ポリグラフィー検査(PSG)で1時間の無呼吸の回数(無呼吸指数)が20回以上ある時には、CPAPが保険適応となります。特に無呼吸指数が30回以上の重症SASではCPAP治療をすることをお勧めします。無呼吸指数が20回未満の軽症から中等症の患者様ではマウスピースの治療をお勧めします。また、無呼吸指数が15回以下の軽症の方は、横向き枕を使い、寝方を変えるだけで改善する場合もあります。
CPAP治療は保険適応で月に5,000円程度(3割負担の場合)、年間で60,000円程度かかります。お薬を出した場合や検査をした場合は別途検査費用がかかります。
当院ではCPAP治療の場合、基本的には月1回の診察をしておりますが、安定している患者さんは2ヶ月に1回の診察としています。ただし、2ヶ月に1回の診察でも年間の治療費にはほぼ差はありません。
また事情があり定期通院が難しい患者様にはCPAPの販売(レスメド社製、フィリップス製、マグネット社製)もしております。
マウスピース(OA)の治療は連携歯科で行います。
保険適応のマウスピース(スリープスプリント)は約20,000円程度かかります。
肥満がある方は、肥満症の改善などで改善する場合もあります。
当院でも肥満症の改善により無呼吸が改善し、CPAPを中止した患者様もおられます。
CPAP治療開始後、半年から1年後に簡易検査(HST)で無呼吸の評価をすることをお勧めしています。検査結果で無呼吸の回数がかなり減っている場合は、CPAPを終了することも可能です。
日本人は骨格的に小顎のため、無呼吸になりやすいと言われています。
そのため、肥満のない睡眠時無呼吸の患者様も約20%程度いらっしゃいます。痩せ型で小顎の方や舌が大きい方は、長期的なCPAP治療が必要な場合もあります。
睡眠時に鼻マスクを使用し、気道に適切な圧力を加えた空気を持続的に送り込むことによって、気道の閉塞を防いで無呼吸・低呼吸をなくす治療法です。
CPAP(持続式陽圧呼吸療法)は以前と比べ、機械自体も大変小さくなっています。
また装着するマスクも鼻にあてるもの、鼻だけのもの、鼻と口を覆うものとバリエーションも豊富です。またいくつかのメーカーから出ており、最近では加湿器が内蔵の機種や旅行や出張の際に便利なトラベルCPAPもあります。ご自分に合うCPAPを見つけるのも継続治療のためには必要です。
当院では帝人、フクダライフテックから出ているレスメド社製、フィリップス社製、マグネット社製の3社のCPAPを処方しております。今お使いのCPAPが合わないと感じておられる方は一度ご相談ください。

■ナステント™のご紹介

睡眠時無呼吸症候群、いびき治療の新しい選択肢

睡眠中のいびきや無呼吸の原因は気道閉塞だと言われています。ナステント™は睡眠中の気道確保を目的として設計され、いびきや寝苦しさ、睡眠中の頻繁な覚醒でお悩みの方に新しい選択肢です。

■ナステント™紹介ムービー。

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■当院では睡眠時無呼吸症候群医療をはじめとして、虎の門病院と医療連携を結んでおります。

医療法人順齢会 おだやかクリニックグループ 顧問
成井浩司 (なるい こうじ) 虎の門病院睡眠呼吸器科 部長 、睡眠センター長

―ご挨拶

睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome; SAS)はイビキと日中の強い眠気から交通事故などを引き起こす病気として,今や世間に広く知られる病気となりました。

近年、SASと糖尿病などの生活習慣病、循環器疾患や早期認知症との関連が明らかになるにつれ,SASが高血圧,不整脈、狭心症、心筋梗塞、心不全,脳卒中などの心血管病や糖尿病の悪化、早期認知症などの病気の予防においてもSASの治療が注目されるようになっています。

特に循環器疾患に合併するSASには、基礎心疾患の違いによりばらつきがあるものの、SASが50%を越える頻度で見られると考えられています。SASを合併する循環器疾患では、持続陽圧呼吸(continuous positive airway pressure; CPAP)療法やマウスピース(スリープスプリント)治療の併用が非常に重要です。

人は毎晩平均7-8時間の睡眠をとります。人生の3分の1は眠っている計算になり,健康のための生活習慣を語る上で,食事や運動といった日中の行動と並んで,よい睡眠をとることを忘れてはなりません。

必要な睡眠時間には個人差がありますが,その量よりも質が大事です。最近、SASは睡眠の質を低下させる病気として認知されるようにもなりました。

1982年私が虎の門病院の内科研修医として勤務し始めた頃は,SASの診断ができても今のようなCPAP療法は日本に存在しなかったため,体重を減らすよう指導したり,耳鼻科的な手術(気管切開など)を行ったりしていました。

虎の門病院で初めてCPAP療法を試みたのは1985年のことですが、当時の器械は大きく,駆動音も大きかったため,継続できる治療としてはなかなか普及しませんでした。

1992年シドニー大学のコリン・サリバン教授のもとで学んだオートCPAPを日本に持ち帰り,1993年頃より虎の門病院ではCPAP療法を行う患者数が徐々に増え始め、1998年には保険適応を取得し,全国の病院で治療が行えるようになり,2002年ごろから交通事故にSASが関与していたことなどが取り上げられ、世間にこの病気が知られるようになりました。

2003年2月に新幹線で運転士が居眠りをしていた間,時速270kmで走り続けた後に緊急停止したという事故にも、このSASが関与していたことが大々的に報じられ、この疾患が広く認知されるようになりました。

SASは人種によらず、およそ5〜10%程度に見られると考えられており,女性より男性に多い傾向がありますが、女性も閉経後はSASになる頻度は増えてきます。しかし、女性は病院を受診する機会が少ないことから診断に至らないことが多いのが実情です。また高齢者は眠気を病気と捉えず病院を受診しないことも多く,治療を受けているのはその一部です。

さらに、日本人は欧米人のような高度の肥満体型は少ないですが,小顎のために痩せ型の体型でも無呼吸を有することがあり,有病率には大差ないと考えられています。

眠気やイビキといった主訴で、虎の門病院に来院したSASの患者に循環器疾患、高血圧症や脂質異常症の合併は半数以上に見られ,糖尿病も18%含まれていました。狭心症などの冠動脈疾患や脳血管疾患の既往がある人も5%前後含まれていました。

このようにSASの患者さんには、適切な診断、治療があるにもかかわらず、いまだ多くの患者さんに適切な治療が行き届いておりません。

今回、私はおだやかクリニックグループの顧問就任にあたり、睡眠にお悩みを持つ方々に、適切な医療情報提供を行い、その方にあった診断、治療が行えるようにアドバイスしていきます。

健康のすべては快眠から始まります。皆様が最適な快眠をお取りいただけるように、私どもは頑張ってまいります。よろしくお願い致します。

成井浩司 顧問 略歴

◆ 専門
呼吸器病学、睡眠医学 
睡眠時無呼吸症候群を含む睡眠呼吸障害 
内科学会認定医、呼吸器病学会専門医、日本睡眠学会睡眠医療認定医師 

◆ 職歴
昭和57年3月東海大学医学部卒業
昭和57年4月虎の門病院内科研修医
昭和60年4月東海大学第U内科勤務
昭和63年4月虎の門病院呼吸器科医員
平成5年シドニー大学 Colin Sullivan教授に留学
(オートCPAPの共同研究)
平成15年1月虎の門睡眠呼吸センター開設 (日本初の本格的なセンター)
虎の門病院センター長、呼吸器センター内科医長を兼任
平成21年4月睡眠呼吸器科 部長

成井浩司 著書紹介

快眠力─健康のすべては、快眠から始まる!
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